昨今の新型コロナウィルス騒動に関する報道を目にしていて、ふと思い出したのが「AKIRA」と「復活の日」。
「AKIRA」とは、大友克洋氏が1982年から1990年にかけて「週刊ヤングマガジン」に連載していたSF漫画。物語内では、既に2020年の東京オリンピックを予見していたり、伝染病パニックも描かれていたりと、見事な慧眼である。
かやた「復活の日」。小松左京が1964年に発表したSF小説で、それを元に1980年に公開されたSF映画。英題は「Virus」。南極以外の大陸は猛毒の新型ウイルス「MM-88」に犯されて人類(脊椎動物)が滅亡。生き残ったのは、南極大陸に滞在していた各国の観測隊員達と、海中を航行していたために感染を免れた原子力潜水艦ネーレイド号やT-232号の乗組員たちだけという物語。
まさしく、新型コロナウィルスが蔓延している現状に似た状況が書かれているのである。